子どもの歯が折れてしまった時の対処法|「戸田ふたば歯科」名古屋市中川区の歯医者 


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子どもの歯が折れてしまった時の対処法

2021.05.13
お子さんが転倒などによって顎や口をぶつけてしまった場合大抵は口の中や唇が切れる程度で済みますが、まれに歯が折れたり欠けることがあります。



またぶつけた瞬間は無傷にみえても後から歯茎が腫れたり、歯・歯茎の色が変わってくることもありこの場合も歯科への受診が必要です。




★抜けた歯の取り扱いについて★

抜けた歯の根っこ部分には歯根膜という大事な組織が付着しています。

適切な方法で保管しておかなければ、元に戻せなくなります。

そこでまず注意しなければならないのが【汚れを落とすためにゴシゴシ洗わない】という点です。

地面に落ちてしまった歯は、砂や埃が付着してみるからに汚くなりますよね(*_*)

そうした歯を元に戻すとなるとやはり綺麗に洗っておきたくなるのが普通です。





この歯根膜細胞がしんでしまうと歯を戻せる可能性が著しく低くなるので、歯をゴシゴシ洗うのだけは控えましょう。

汚れを落とすにしても水道水で軽く洗う程度にしてください(^_^)

歯根膜が生きていれば抜けた歯を元の場所に戻して固定すると歯根膜を介して、1ヶ月ほどで元通りになります。



★抜けた歯は乾燥させない★

歯が折れてしまったら、飲み込まないように口の中から出して乾燥させないようにしましょう。

歯根膜は乾燥に弱く約18分乾燥した状態にあるとしんでしまうといわれています。

牛乳(牛乳アレルギーの場合使用しないでください)や生理食塩水に浸しておきましょう。

それらが手に入らない場合は、口の中に含んだ状態で歯科へ受診してください(`・ω・´)


お子さんの歯が折れたり、欠けたりしても焦らず対処しましょう。

まずは口の中に歯の欠片がないか、粘膜を傷ついてないか確認してください◎

しっかりと応急処置が出来てれば乳歯やこれから生えてくる永久歯にもほとんど影響はありません(^^♪

適切な応急処置をしてから、かかりつけの歯科に受診しましょう。