神経を抜いたのに痛いのは何故?|「戸田ふたば歯科」名古屋市中川区の歯医者 


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神経を抜いたのに痛いのは何故?

2022.02.18
虫歯が悪化して歯の中の神経に細菌が入ってしまうと痛みが出てしまいます。

根管治療(神経を抜く治療)をすれば痛みは取れるのですが、治療後しばらく経ってからまた痛みが出てくることがあります。

◎根管治療の流れ◎



神経がないはずなのになぜ再び痛みが出てしまうのでしょうか?

神経がない歯(さし歯・被せ物)や神経が死んでしまった歯に細菌が感染して膿んでる場合があります。



この原因として神経のない歯は免疫力がなくなっているため感染しやすくなり、感染すると根っこの先が膿んでしまい激痛が起こることがあります。

★歯茎が腫れる

噛むと痛みが出て、落ち着いたり痛みが出たりを繰り返してると歯の根先部分の相応するあたりの歯茎がぷくっと腫れることがあります。

この部分が腫れている間は痛みがありますが、膿が出てしまうと痛みが落ち着いてきます。



★歯が割れている

歯が割れて細菌が侵入し炎症を起こします。

神経を抜いた歯は歯質が脆くなってるため割れるリスクが高くなります。

最悪の場合、抜歯の可能性もあります。



★噛み合わせで痛む

神経の治療は長い時間かかることが多く、その間治療している歯は噛んでない状態です。

そのため被せ物が入って急に噛めるようになると歯の根を覆ってる歯根膜(歯と骨を繋ぐクッションのような組織)が刺激され痛みを感じることがあります。



また治療中の歯の周囲にある歯が動いてしまったり、もともと噛み合っていた歯が伸びてしまうことがあります。

痛みが強い時は噛み合わせの調整が必要です。

被せ物を少し調整するだけで解決することがあります。

★歯が重いと感じ、違和感がある

体調が悪い時や睡眠不足など、歯や歯茎の部分が重い感じがして違和感が出ることがあります。

体調が落ち着いてくると元に戻り、体調の変化で重い感じが出るなど繰り返すことが多いです。



★根管治療が不十分だった場合

根管治療での洗浄・消毒が不十分であると密封しきれなかった根管内で細菌が繁殖し、歯の根で炎症が起こります。



治療法

根っこの先に溜まった膿を出したり、根っこの内部を消毒して細菌を除去します。

細菌がなくなったら再び被せ物をします。



このように、根管治療中や治療後には、様々な原因から痛みが生じることがあります。

それぞれに対処法が用意されていますので、我慢せず痛みがあることを伝えることが大切です。

早期に対策することで痛みも費用も最小限に抑えることができますので、少しでも違和感があればぜひお早めにご相談にいらしてください。