親知らずが虫歯に?!痛い時の対処法と抜歯に必要なケース|「戸田ふたば歯科」名古屋市中川区の歯医者 


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親知らずが虫歯に?!痛い時の対処法と抜歯に必要なケース

2021.12.10

親知らずは15~20歳前後にかけて奥歯の一番奥に生える歯です。

他の永久歯が全て生え揃ってから出てくるのですが、現代の食生活変化に伴って顎が小さくなり親知らずの生えてくるスペースがなくなってしまいました。

そのため斜めに生えてしまったり、歯茎の中に埋もれてしまったりお口の中のトラブルを引き起こす原因になっているのです。

 

◉親知らずが原因になる痛み◉

親知らずや手前の歯が虫歯になっている

口の中で一番奥にある親知らずはハブラシが届きにくく、頬の内側が邪魔してハブラシに角度をつけたり細かく動かすことが難しい場所にあります。その手前の歯との間にすき間ができやすく汚れが溜まり虫歯となって痛みが起こります。

 

 

智歯周囲炎〖チシシュウイエン〗になっている

智歯(チシ)とは親知らずのことです。智歯周囲炎とは、親知らずの周辺に歯茎の事で雑菌が繁殖することにより炎症がおきます。炎症による痛みの他に歯茎や顔が腫れたり口が開きにくくなる場合もあります。

智歯周囲炎は症状が進行すると顎の骨の中に膿が溜まり激しい痛み・発熱・倦怠感が出ることもあります。

 

親知らずが生えてくる痛み

親知らずが生えてくる時に歯茎や隣の歯を押してしまうため、痛みが生じることがあります。

生えてくるスペースが狭い場合余計に押される力が大きくなり強い痛みが出ることがあります。

 

親知らずが噛み合わないために歯茎や頬の肉を傷つけてく痛み

親知らずは真っ直ぐ生えることが少ないため上下で噛み合う歯がないことが多いです。

そうすると親知らずがどんどん飛び出してしまい反対側の歯茎や頬肉を噛んで傷つけてしまいます。

◉親知らずが生えてなくても抜歯する場合がある◉

親知らずが歯茎の中に埋もれて出てきてなければ大丈夫ということでもありません。

手前の歯を圧迫したり吸収して溶かしてしまうことがあります。痛みがない場合でも他の歯に悪影響が出る可能性があれば抜歯する必要があります。

痛みがない場合でも他の歯に悪影響が出る可能性があれば抜歯する必要があります。

 

◉親知らずは必ず抜くというものではありません◉

親知らずが綺麗に生えていて噛み合わせも奥歯として機能しているのであれば抜かずにおいておく場合があります。

しかし長い目で見ると抜歯したほうがお口の中の健康にはいいケースもあります。親知らずはほとんどが斜めに生えてくるため痛みに原因や噛み合わせに悪い影響を与えるためなるべく早く抜歯した方がいいです。

 

親知らずは虫歯になりやすい歯です。

一度虫歯になるとそのあと何度も繰り返す可能性があります。

虫歯が進行して他の歯を巻き込んだ時が一番厄介なので初期の虫歯でも抜歯をすすめることが多いです。

まずはしっかり磨くことと定期的な歯科検診が歯の健康を守ることに繋がります。